パルメット文様
2012年 04月 11日

大きく括って唐草模様は必須ですが、
その中でもよく描くのが、
一つのところから沸き立つ様に広がる花柄。
棕櫚や蓮をモティーフとした、細長く扇状にに広がった葉など
その模様はエジプト発祥とも言われ、ギリシャなどを経て西アジアからシルクロードを通って日本まで伝わったらしいです。
その模様の総称が「パルメット文様 palmette」といいます。
もっとも華やかだったのが16世紀のペルシャ王アッバースの頃らしいです。
これは「シャー・アッバース文様」を基本にヘナで描いたものです。

パルメット文様はメヘンディや布だけでなく、食器や建物の装飾や本の装丁など至る所で目にする、もっとも認識の広い模様ではないでしょうか。
文化の深さ長さにおいても是非押さえておかねばならない模様ですね!

by kple_kple
| 2012-04-11 18:15
| デザイン,モチーフ