私的な想い

今、現在、人生の終わりを迎えようとしている人がいる。

絶望と苦しみと悲しみと恐怖の内に。

けれど。せめて。最後のその時に音楽が流れてればと。願う。


脳からあらゆる物質を出しまくって、それまでの辛さが嘘のように消え、気持ちよくなって。

ふわふわ浮いて、暖かくなって。

意味もなく笑えてきたり。幸せな高揚感で満たされ。

宇宙の全てが理解され。そして宇宙と一体となっていく。


私の望む最後がそうだから。


それはどこで、どんなふうになんて関係なく。産まれて来るのと同じに誰にでも訪れる瞬間。
だから。そうであって欲しい。


あの日から、好きな音楽をかけてます。
共鳴する魂に届くように。


それが自分を慰める意味のないことだとしても。
何も出来ない人間の言い訳でも。

祈らずにはいられません。